Herald Tribune

コンピューターを使いこす技術は、障害のある人達を自主独立した生活にしてくれます。

「前から2番目に写っている河島正幸さんは、障害から回復しつつある人達にコンピューターを使う技術を教えています。」
河島正幸さんは、補助器具なしでは歩くことが出来ないような病気になった時、コンピューターというものは社会でふつうに働くことが出来ない人達にとってとても役に立つものだなあと実感しました。彼は、このコンピューター技術を多くの人に伝えようと決めました。現在彼は、コンピューターの技術を年配の人 引きこもりの人 若くして社会から離れた人と同じように障害を負った人達にも教えています。 
「コンピューターは家にいながらあらゆる事を可能にしてくれる」とウェブサイトデザイナーとしての河島さんはおっしゃいました。「また、身体障害者を含め社会的に弱い人達にとってとても役立つ道具である。」とおっしゃいました。
17年前、名古屋市昭和区に住んでいる河島さんが28歳の時、骨に腫瘍ができる病気になりました。彼は、今ステッキ無しでは歩き回ることはできません。
彼は、2005年の3月に中村区にある「ドリーム」と呼ばれる障害のある人達をリハビリするNPOの作業所でレッスンを始めました。
授業は一週間に1回行われ、一部障害がある生徒から話しが出来ない程の障害のある生徒まで差があります。
コンピューターを使って仕事をすることは、障害から回復しつつある人達にとって非常に効果的です。脳を働かせながら手と指先が繊細な動きする訓練になります。
河島さんは、この授業が人々の健康と同じように精神も良くなっていくことを望んでいます。彼は「私は、それぞれ一人一人が助け合うことによって、全員が希望を持って前進していって欲しいです。」とおっしゃいました。
河島さんの生徒達は、履歴書の書き方、インターネットの使い方、家計簿をつけるシートの使い方を含め、基礎を学びます。

中村区に住む63歳の高橋妙子さんは、8年半前に病み、身体の右側を麻痺しています。
彼女は今左手を使ってキーボードをたたいています。彼女はコンピューターを上手く使いこなせます。
「私の進歩は亀のように遅いですが、私は毎日友達からくるメールを楽しみにしています。」と高橋さんはおっしゃいました。
65歳の藤原久美子さんは、2年半前に車を運転中に障害を負い、片側が麻痺しています。彼女は自分の闘病記を書きたいと思っています。


特定非営利活動法人 名古屋オレンジの会 堅田 長様 翻訳

【Herald Tribune】
TUESDAY JUNE 26 2007

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